にゃん先生との出会い(前編)
うちのねこ。
名前は「にゃん」
6年前の秋
ニャーニャーニャーニャー鳴きながら
一目散にこちらに向かって走ってきた。
私お腹ペコペコなの
何でもいいからちょうだい
お願い。。。
痩せっぽっちな小さな体で
ニャーニャーニャーニャー
必死に訴えている。
不憫に思い
家にあったツナの水煮缶を開けて与えてみる。
よっぽどお腹が空いていたのか
ひと缶ペロっと平らげてしまった。。。
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先日もスーパーの前にいた黒猫が
同じような行動をとっていた。
私は猫に好かれやすいんだろうか。
黒猫は痩せっぽっちではなかったけど
目がクリクリして可愛らしかった。
スーパーに入ってネコのエサを買って与えると
バクバク食べて何事もなかったかのように
そそくさと遠くに行ってしまった。
「にゃーんにゃーん」と呼んでみても
振り向きもしなかった。。。
私は猫に好かれやすいのではなく
猫からしたらシモベなのだ。
チョロい相手なのだ。
ふぅーーーっとため息がでた。
虚しいような悲しいような。。。
そういえばその昔
コンビニの前にいた黒猫
このシチュエーション。
全く同じだ。
同じことを繰り返してた。
今思い出した。。。
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このニャンコもそうなのかな
猫ってそういうものなのかな。。。
そう思っていると
ニャーニャーニャーニャー鳴きながら
やたらと足元にスリスリしてくる。
小汚なくてちょっとブサイクだけど
人懐っこくて可愛らしい。
でもこのニャンコを飼おうだなんて
その時は1ミリも思っていなかった。
(後編に続く)